札幌ドロー、残り10分に1失点/J1
<J1:神戸1-1札幌>◇19日◇第7節◇ホムスタ
コンサドーレ札幌が敵地で貴重な勝ち点を拾った。アウェーでの神戸戦、後半1分にFWダビ(24)が先制するも、残り10分に失点し引き分けた。24本のシュートを浴びる猛攻を受けながら、GK高木貴弘(25)の好セーブなどで守り抜き、勝ち点1を上積みした。今季リーグ戦初の連勝と完封こそならなかったが、J1残留へ、着実に前進した。
札幌が懸命に耐え、勝ち点1をつかんだ。後半1分、ダビのゴールで先制するも、その後は防戦一方だった。17分にはGK高木が松橋のシュートを横っ跳びし、何とか防いだ。その後も神戸の猛攻は続いたが、体を張り必死で守り続けた。しかし35分、DF石櫃に25メートルのロングシュートを決められ追い付かれた。それでも決して気落ちすることなく、残り時間をしのぎ、引き分けに持ち込んだ。
6本のシュートを放ったのに対し、4倍の24本ものシュートを浴びた。前半ロスタイムにはPKを与えるも、GK高木が読み切り失点を防ぐ、薄氷を踏む内容だった。しかし攻められ続けながらアウェーで勝ち点1を手にしたことは、決して悲観すべきものでない。ダビは「今日は負けなかったのが良かった。内容的には悪くない」と、はっきり口にした。三浦監督も「守りきれるかとも思ったが、交代選手などでリズムは神戸になった。引き分けは妥当かな」と振り返った。
リーグ戦7試合を終え勝ち点は7。その過程をクライトンはこう振り返る。「若い選手が中心でナーバスな部分もあったが成長している。やはり試合経験、そして自信を付けることが大切だ」。開幕戦は鹿島に完敗と、6年ぶりJ1の船出は厳しかった。しかし試合を重ねるごとに、皆がたくましく、強くなっていった。この日の先発の平均年齢は24・27歳。若いチームは勝ち点を積み重ねるたび、確実に前進している。
4月に入りDF西嶋が骨折、FW中山は左ひざ靱帯(じんたい)損傷と主力が相次いで離脱した。それでもここ3試合、公式戦で1勝2分けと負けがないことが、地力強化を証明している。「少しずつですが、(全体が)落ち着いてきたし守備も安定してきた。次は必ず勝ちたい」と高木は言った。苦しみ抜いた3月を抜け、J1残留へ明るい光が見えてきている。【上野耕太郎】
[2008年4月20日10時22分 紙面から]
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