日本代表以上の試練が訪れた。2日午後8時30分にトロント経由でモンテレイ入り。入国審査は全力笑顔の「Hola!Gracias!」連呼でスムーズに乗り切ったが、預け入れ手荷物がなかなか出てこない。ここで尿意を催す。

同便だった同業者に荷物を見ていてもらい、トイレに向かったが、なぜか女性用のみ。空港スタッフに聞くと男性用は荷物を受け取った後の扉の向こうにあるとのこと。ようやく自分のキャリーバッグを見つけて歓喜したのもつかの間、怪しいタグに気がついた。「SUBJECT TO CUSTOMS INSPECTION」。税関検査の対象になったようだ。

「終わった」。冷や汗が出る。先乗りしていた他社のカメラマンが機材を全て没収されたとの情報をキャッチしていたため、最も避けたいことだった。恐怖で尿意が引っ込む。しかしここでも全力笑顔が通用。速攻、検査が終わり、事なきを得た。尿意と全持ち込み荷物に代わって「Muchas gracias」を言いたい。【佐藤成】