J2仙台は23日、Jリーグのキャリアサポートセンターの講習を受講したが、複数の選手がポルトガル語の習得を希望していることが分かった。Jの就学支援制度を利用して、引退後の人生に役立つ資格などを習得することが目的だが、同言語はサッカー大国ブラジルの公用語。チームは助っ人不在で得点力不足に苦しんでおり、選手が言語を学ぶ希望は、ブラジル人獲得を無言でアピールする形になった!?

 1時間以上の説明会終了後、選手会長のDF磯崎が選手の反応を説明してくれた。「ポルトガル語の講座を受けたいという人が何人かいて、個人的に選手協会の方に質問しに行ってましたよ。サッカーをやる上でも(同言語の習得は)影響は大きいと思いますよ」。第2の人生どころか、助っ人とのコミュニケーションをとる上でポルトガル語の習得は、現役中に役立つのは間違いない。

 英会話やパソコン検定など、引退後に役立ちそうなレギュラーな講座ではなく「ポルトガル語」というところがポイントだ。助っ人不在のチームは開幕8戦で7ゴールと得点力不足にあえいでいる。ブラジル人助っ人が来ても、すぐに連係面などスムーズに受け入れられるように準備している―。選手の心中をそう察したくなるほど、ゴール欠乏症は深刻だ。

 現在、手倉森監督に助っ人獲得の意思はない。だが名川社長は「現場が欲しければ協力する」と常日ごろ口にする。昨年、東京VでFWフッキとプレーした一柳は「片言の日本語とポルトガル語で話してた。日本ではブラジル人が多いので役立つ」と、その必要性を口にした。ポルトガル語で意思疎通できる選手が出れば「救世主」=ブラジル人獲得への、無言のプッシュになるかもしれない?【山崎安昭】