大分DF深谷の「不敗弾」で6戦ぶり白星/J1
<J1:大分1-0横浜>◇第8節◇26日◇九石ドーム
大分が、DF深谷友基(25)の「不敗ゴール」で、リーグ戦6試合ぶりの勝利を飾った。前半31分、ドリブル突破から豪快な25メートルミドルシュートで先制。ナビスコ杯を含め、これまで深谷が先制ゴールを決めた3試合すべて完封勝ちしていたチームは、その1点だけで勝ち点3を手にした。
DF深谷の今季初ゴールで大分の6試合ぶり勝利の扉が開かれた。前半31分。ハーフウエーライン付近のパスカットからピッチ中央をドリブル突破。何度も顔を左右に動かしパスコースを探しながらボールを持ち込んだが「(ボールを取られることなく)シュートを打って終わろうと思って、思い切り打っただけ」。最後に1対1となった日本代表DF中沢の脇をすり抜けるミドル弾がゴール左上に豪快に突き刺さると、1万6433人のスタンドから、驚きの声さえこぼれた。
勝利を決定づける1発だった。これまでリーグ、ナビスコ杯で深谷がゴールを決めた試合は6戦4勝2分け。先制ゴールの場合は3戦3勝ですべて完封勝ち。「不敗ゴール神話」の実績をまた1つ更新した。これまでは強烈ヘッドを武器に、すべてセットプレーを起点としたゴールだっただけに「まさか足で取るとは…。なかなか見られないですよ。もうないだろうな」とおどけてみせたが、「決まったときには『これで勝てるかな』と思った」と、不敗神話に誇らしげだ。
チームメートへの恩返し弾でもあった。自身のJ1通算100試合の記念試合だった前回のホーム川崎F戦では前半15分に警告2枚で退場。3連敗中だったチームは10人となった後、必死でゴールを守り、勝ち点1を奪い取った。「家族にも(笑い話の)ネタにされたけど、何とか取り戻したいと思っていたので、良かった」と、肩の荷も下りた格好だ。
後半42分には、ボールを持った横浜FW坂田をMF藤田と2人でスライディングタックルで食い止めるなど、本職の守備でも完封勝ちに貢献した。「前半戦8位以内の目標のためにも負けられない試合だった。チームが1つになった。この勝ちは自信になる」。前々節は自分を救ってくれたチームに、今度は深谷が勝ち点3できっちり恩返しした。【村田義治】
[2008年4月27日10時32分 紙面から]
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