完全復帰へ前進だ。左ひざ半月板損傷の手術後、東京都内でMF家長とリハビリを続けていた大分MF高橋大輔(24)が4日、大分市内の練習場に24日ぶりに姿を見せ、地元でのリハビリを再開した。「また1つ(復帰へ)階段を上った。ボールを使った練習も始めたい」。2月の負傷からようやく、実戦に向けた練習の段階に近づいてきた。

 2日に帰郷し、3日の新潟戦は九石ドームで観戦。練習再開初日のこの日は2時間半の筋力トレーニング後、ジョギングも行った。「(患部は回復へ)いい感じできているが無理(してストップすることは)しないようにしたい」と話す。

 3日の試合前には大型ビジョンで「5月下旬か6月上旬に復帰できるようにと思ってます」とサポーターにメッセージを送った。10日の東京V戦では「大輔&家長シート」で小、中、高生1000人を招待する。「みんな待っていてくれている。今の自分はこんなことしかできませんから」。その次のプレゼントは、もちろん復帰決定の報告だ。