ウイルス感染症からの復帰を目指すG大阪MF遠藤保仁(28)が、今週末にもフィジカル練習を始める見通しとなった。23日には離脱してから初めて練習場に現れ、リハビリを開始。約30分間ゆっくり歩いただけだが体調は安定しており、西野監督は「週末にはフィジカル(練習)へ移行できるのでは」と説明した。遠藤も「1週間前から散歩していた。1日も早くピッチに立ちたい」と意欲を見せた。

 6月30日の発熱から、入院生活を挟んでこの日で24日目。年齢制限外のオーバーエージ枠で選出された五輪代表も辞退したが「なってしまったものは仕方ない。あとは応援するだけ」と切り替えた。9月はW杯アジア最終予選が始まり、ACLやJリーグで過密日程が待ち受ける。「またハードになるので、よりいっそう体のケアをしたい」と前を向く。体重は1~2キロ落ちたが、食欲も戻り、あとは復帰への階段を上るだけ。8月16日大宮戦(NACK)出場を当面の目標として、最初の1歩を踏み出した。【北村泰彦】