<高校サッカー選手権北海道地区予選:札幌山の手3-1道文教大明清>◇7日
道内15地区で行われていた地区予選が終了し、道予選(10月18日開幕、帯広ほか)に出場する26代表が出そろった。札幌地区では第5代表(2校)決定戦で札幌山の手と札幌啓成が全道切符を手にした。
札幌山の手が3年ぶりに代表切符をつかんだ。1点を追う後半33分と39分に、1トップのFW宮本賢太(3年)が立て続けにゴールを決め逆転。ロスタイムにはMF笠谷光輝(同)がとどめを刺した。右の太ももを打撲しながら2得点の宮本は「痛さなんか言ってられない。今はめっちゃうれしい」と笑顔を見せた。
山の手は札幌地区の私立強豪では唯一ともいえる、スカウティングをしない高校。強い私立でやりたいが声がかからない中学生に門戸を開いている。ただし本当にサッカーが好きなことが条件。「うちでは1年生は丸刈りがルール。髪を伸ばせなくてもいいからサッカーをやりたい、という子を受け入れている」と岡田裕樹監督(38)。
だから中学時に北海道選抜に選ばれたというような者はいない。特待制度はあるが、それも地方からの選手に枠が回ることがほとんど。道内最強の座にある女子バスケットボール部、ラグビー部、陸上部らとは別路線での戦いを続ける。
道予選では過去2度あった4強が最高。宮本は「その成績を超えたい。自主的にやっている朝練を毎日やるようにしたい」と意気込んだ。雑草軍団が全国目指して走りだす。【本郷昌幸】



