ジャンボが「大台」でステップアップする。福岡FW大久保哲哉(28)が次節ホーム徳島戦(13日)で、Jでは自身初の2ケタ得点達成を熱望した。大久保は現在チームトップの9得点だが、7月26日の水戸戦を最後に得点がない。チームも8月以降5試合連続勝利を挙げていないため、大久保は「いつも自分が得点してチームを勝たせたいが、今は特にそう思う。(得点を)2ケタにして、チームが変わるきっかけにしたい」と普段以上にどん欲だ。

 篠田善之監督(37)も「ジャンボ(大久保)はゴール以外でも貢献しているが、ムードメーカーなので取ってほしい」と話した。11日の紅白戦で3パターンの布陣を試したが、大久保は先発組に固定。福岡の日本人選手としては02年江口倫司(10点)03年林祐征(11点)に続く2ケタ得点が、上げ潮を招くことを指揮官も期待する。【佐藤千晶】