福岡の「終戦」回避へ、国見コンビが攻守で体を張る。19日の横浜FC戦(午後1時、レベルファイブスタジアム)で、MF中村北斗(23)城後寿(22)がダブルボランチとして先発することが有力になった。今季14試合で先発に名を連ねた2人が、ボランチで並ぶのは初めて。篠田善之監督(37)は「北斗には、前に攻めて守備もできる力を出してほしい。昨日(17日の紅白戦)は、周りを動かすタイミングも良かった」と、右サイドバックではなく中盤起用を決意した。

 城後は今季、MF布部陽功(35)ら4選手と先発ボランチを組んだ。中村は国見高の先輩であり「一緒にボランチをやりたい」と願ってきた相手だ。4位仙台が14位愛媛に勝った場合、福岡は敗れると入れ替え戦進出がなくなる。大切な1戦のかじ取りは、名門出身コンビに託された。