<天皇杯:神戸8-0松本山雅FC>◇4回戦◇2日◇ホムスタ

 神戸がゴールラッシュで天皇杯初戦に大勝した。地域リーグが相手でもベストメンバーで臨み、90分間手を抜くことはなかった。松本山雅に退場者が出て数的優位になった後半はまさに、行け行け!

 面白いように中盤でボールを回し、サイドから決定的な場面をつくった。シュート数は相手の2本に対し、16倍の32本。97年のJ昇格後、クラブ史上最多となる8得点の爆勝だった。

 格下に本気で臨んだのは理由がある。天皇杯制覇なら、クラブが最大の目標とするACL出場権が得られる。1得点2アシストのエース大久保は「今日やったら(やりたいことが)何でもできた。参考にならんよ」と苦笑い。それでもACLについては、何度も「完全にそれを狙ってる」と話しており、大きなモチベーションにしている。

 リーグ戦も4連勝中と好調を維持している。「次のリーグ戦につなげる意味でもいい試合になった」と松田監督。長期離脱中だったDF茂木、MF朴の2人が実戦復帰したことも大きい。クラブ史上初のタイトルへ。低迷続きだった神戸が、上昇カーブを描いていく。【益子浩一】