<J1:川崎F4-0G大阪>◇第32節◇23日◇等々力

 天皇杯敗退のどん底から、川崎Fが再生した。激しい全員プレスでG大阪を圧倒し、前半43分にFW鄭大世が9月27日の柏戦以来公式戦7試合ぶりのゴールで先制。この一撃を口火に4得点を挙げて、アジア王者を粉砕した。

 15日の同杯5回戦でMF中村ら日本代表勢を欠き、J2広島に0-2で完敗を喫した。自信を喪失しチームは迷走しかけた。オフ明けの18日に庄子強化部長が、DF伊藤主将や鄭、DF井川ら中堅を呼び「お前らが引っ張ってくれ」と闘魂を注入。その鄭と井川が練習から声を出し、闘志を呼び戻した。すると高畠監督就任後の4月に合言葉だった「感じて動け」を具現化するような連続攻撃が生まれた。

 後半25分、大胆なオーバーラップから4点目を決めた井川は「リーダーシップを取らなきゃ」と声を大にした。MF中村も「今日くらい一丸になれば、どこにも負けない。もっとできる」と、チーム再生の手応えを口にした。