川崎Fのラッキーボーイが「最澄パワー」で奇跡の逆転Vを引き寄せる。MF菊地光将(22)が最終節東京V戦で、左太もも肉離れのMFジュニオールに代わり、先発することが濃厚となった。5日川崎市内での練習で主力組に入った。
練習後、菊地は「卒業論文を出しに行きます」と言い、急いで帰った。現在駒大文学部歴史学科に在学中で、論文のテーマは804年(延歴23)に遣唐使として中国に渡った仏僧の最澄の生涯だ。最澄には、台風に遭い仲間の船が難破する中、奇跡的に中国にたどり着いた逸話がある。川崎Fも3点差勝ちしたうえで首位鹿島が敗れ、2位名古屋が引き分け以下でないとVはない。厳しい状況だが、菊地は「思い切りやる」と気合を入れた。
11月29日の神戸戦は、ジュニオールの代役で4戦ぶりに出場し完封に貢献も、昼食前に突然先発を言い渡され、気持ちの準備ができていなかった。「今回はちゃんと試合に入りたい」と自らに言い聞かせた。




