来季、コンサドーレ札幌に高校生Jリーガーが誕生する。札幌ユースU-18所属のMF古田寛幸(17)がトップチームに登録されると15日、クラブが発表した。古田は現在高校2年生。高校在学者のトップ登録は、札幌では初。現U-17日本代表にも選出されている左利きの攻撃型選手で、卓越した能力から異例の抜てきとなった。またGK曳地裕哉(18)のトップチーム昇格も同時に発表された。

 若手中心を掲げる来季、札幌にその象徴ともいえる存在が誕生する。ユースに所属する17歳古田のトップ昇格が15日、決定した。高校在学中の選手の昇格は、クラブ史上初めてのこと。「中学からプレーするコンサドーレのトップチームに昇格できて、本当にうれしい」と喜びを表した。

 異例の抜てきになる。J2で戦った05年、当時高校3年でユースに所属していた現トップのMF藤田が、最終草津戦の後半40分から出場したが、当時は2種登録選手(18歳未満)。高校在学中にトップチームに登録された例はない。しかし強化部は、U-17日本代表でも中心として活躍するその能力を高く評価。「上でもやれる選手」と判断し、より高いレベルに置くことを決めた。

 ポジションは攻撃的MF。ユースU-18の四方田監督は「技術もあり、自分で突破してフィニッシュまで持っていける選手。同じ年代では日本でもトップクラス」と話す。左利きを生かした独特のリズムから、セルティック中村や大分の家長らに近いタイプと評されている。加えて同監督が「まじめでコツコツやる子」と言うように、努力を惜しまないタイプ。日々もまれることで、その能力はさらに磨きをかけられることになる。

 来年の進級時に通信制高校に転校してトップの練習に参加し、Jデビューを目指す。「少しでも早くゲームで貢献できるように練習したい」と抱負を口にした。今回はプロ契約こそ結ばれないが、他クラブでは前例も多く、活躍次第では高校生プロへの道も夢ではない。