日本(FIFAランキング18位)は3大会連続の決勝トーナメント進出を目指し、準優勝3度の強豪オランダ(同8位)との1次リーグ初戦に臨み、2-2で引き分けた。
日本とオランダが2-2で引き分けた一戦は、各国メディアでも大きく報じられた。オランダの新星クリセンシオ・サマーフィル(24)への称賛が集まる一方で、終盤の采配や日本の粘り強さにも注目が集まっている。
◆ドイツ「BILD」紙 2-1とする勝ち越しゴールを決めたサマーフィルについて「オランダに新たなアリエン・ロッベンが誕生」と紹介。「ロッベンの代名詞とも言える形で、サマーフィルは内側へと切り込み、ファーサイドのコーナーへシュートを突き刺して2-1とした」と伝えた。また、終盤の失点を「苦い薬(bittere pil)」と表現。「オランダが長い間、確実な勝者のように見えていたからだ」と伝えた。
◆イタリア「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙 サマーフィルを高く評価し、「彼は最も異彩を放っており、見事なゴールでそれを締めくくった」と報道。「オランダ代表が着用したユニホームを出品して資金を集めるチャリティーオークションにおいて、サマーフィルのユニホームが最も高値を付けるだろう」と新星に酔いしれた。一方で同点に追いつかれた試合終盤については「日本人は突然、チャンスを察知した。彼らは姿勢を変えてプレッシャーを強め、クーマンの戦術的な一手を利用してゴールへ迫った」と指揮官の采配ミスを指摘した。
◆英「スカイ・スポーツ」 同様にオランダの守備的な戦い方が流れを変えたと指摘。「残り15分間でオランダはあまりにも守備的な戦術を選択した。そのせいで日本はプレッシャーをかけることができ、鎌田による同点ゴールが生まれた」と評した。
◆フランス「レキップ」紙 前半について「テキサス州アーリントンまで足を運んだファンは、最初は旅費を後悔したことだろう」と辛口評価。その中でFWドニエル・マーレンだけは「唯一輝きを放っていた」とし、日本代表GK鈴木彩艶に2度の好セーブを強いた場面を取り上げた。
◆英「BBC」 日本への評価が最も高かったのが同局。「日本はW杯のダークホースと見なされている」と紹介した上で、「この見応えのあるグループFの開幕戦において、彼らは今大会で大きな役割を果たすことができるチームであることを示す、あらゆるクオリティーを披露した」と称賛。「日本は2度のリードを許したものの、一瞬たりとも諦めることはなかった。レジリエンス、粘り強さ、そして不屈のハードワークを見せつけた」と高く評価した。


