コンサドーレ札幌が「石崎人事」で来季チーム体制を決定する。外国人はクラブ主導で動いた部分が大きかったが、日本人補強は、監督就任が決定的な柏監督の石崎信弘氏(50)の意向が大きく反映されることになりそうだ。三上強化部長は「(石崎氏と)交渉は続けている。(新加入の)日本人については札幌の選手のことがあり、オファーは出していない」と話しているが、準備は進行中だ。柏が天皇杯で4強まで勝ち進んでいるため、まだ表面化していないが、今季終了後にも獲得に本腰を入れる。

 即戦力になる日本人選手の獲得は3人前後が予想される。新外国人キリノと2トップを組むFWや攻撃参加も可能なサイドアタッカーなどが有力候補になってくる。石崎氏は過去5クラブで指揮を執り、今季で監督歴13年目の経験を持つ実績を生かし、J1昇格を目指す最後のピースをチョイスする。