浦和のフォルカー・フィンケ新監督(60)が9日、来日からのわずか10時間で「イズム」をクラブに注入した。この日午前にドイツから来日すると、10日から日本代表合宿に参加するGK都築、DF阿部、FW田中達と面談。クラブに不在時の練習内容などを伝えた。午後1時からはスタッフを集めて「積極的にコミュニケーションを図ることでいい結果を出せる」と今後の合宿や指導方針を約6時間にわたって説明した。12日の始動直後は体力測定を予定しており「全選手が同じ練習をする時代は終わった」とデータをもとに個別のメニューを作成する。