神戸カイオ・ジュニオール新監督(43)が15日、FWマルセウ(27=ともにブラジル)と成田空港着の航空機で来日し、「規律ある攻撃サッカー」を合言葉に掲げた。「チームのDVDを見て、攻撃に課題があると感じた。自分の指導で解消したい。日本は組織だったサッカーをするので、自分の戦術は浸透しやすいと思う」と語った。母国では07年にパルメイラスなどビッグクラブで指揮をとった経験もある。J2C大阪のレビークルピ監督と親交が深く、日本の情報を既に入手。「日本のファンは温かいと聞いた」と意気込んだ。「大久保が抜けたのは残念だが、マルセウがいる」と新助っ人をエースに指名した。【奈島宏樹】

 ◆カイオ・ジュニオール(本名ルイス・カルロス・サローリ)

 1965年3月8日、ブラジル・パラナ州カスカベウ市生まれ。87年にポルトガルのクラブからデビュー。94年にはブラジルの名門インテルナシオナルでプレーした。00年にコリチーバGM就任。クルゼイロのコーチ、パルメイラス監督などを歴任し、昨年はフラミンゴを率いた。