今オフの海外移籍が絶望となった大分MF家長昭博(22)の残留決定が17日、秒読みとなった。前日16日に家長獲得に動いたプリマス(イングランド)が労働許可証が下りず獲得断念を表明したことを受け、大分の原強化部長が急きょ大阪入り。直接交渉で家長に残留を再要請した。大分は、昨季途中に期限付き移籍元のG大阪に期限延長を申し込んでいたが、家長は昨年12月にプリマスの練習に参加。高評価を受けると日本協会関係者らの紹介状を提出し、特例での海外移籍実現に望みをかけていた。獲得に興味を示したほかのJクラブには断りを入れている家長は、国内では大分残留の意思を固めており、G大阪との交渉を経て正式発表される運びだ。