流通経大出身のルーキーが今春、Jクラブに大量加入する。同大は1月31日、都内のホテルでJ1、J2各クラブに入る11選手の合同会見を行った。韓国Kリーグ入りの決まった2人を含めれば、実に13人が同時にプロ契約を結ぶ。06年、07年にいずれも6人がJクラブ入りした同大だが、今春は約2倍の人数。中野雄二監督は「選手個人の努力、学校の環境などもあったから」と説明。名古屋入りするMF平木は「大学でみんなが刺激し合って、向上する大切さを学んだから」と分析した。

 同じクラブではないが、当然、誰が先にデビューするのか、誰がレギュラーを獲得するのか、新しい競争がスタートする。鹿島に加入するDF宮崎は「開幕スタメンが大きな目標。お互いライバルとして負けないようにしたい」と宣言。大学の同期で今季のJリーグを盛り上げる意気込みを示していた。