札幌の開幕4バックが固まった。左太ももの張りで別メニュー調整が続いていたコンサドーレ札幌の右サイドバック藤田征也(21)が27日、5日ぶりに熊本合宿のチーム練習に合流。開幕前最後の実戦となる3月1日のJFLニューウェーブ北九州戦は、藤田、西嶋の両サイドバック、趙、吉弘のセンターバックで臨むことが確実となった。本番まで10日を切り、09年版DFラインの最終チェックが行われる。

 石崎4バックの象徴ともいえる男が戻ってきた。藤田はこの日、サイドからの攻撃練習で鋭い右クロスを連発。「ケガはもう問題ない。1日の試合が最後になる。いい形でプレーできるようにしたい」と気を引き締めた。

 「監督からは“チャンスがあれば出て行け”と言われている。(ボールを)取られたら戻ればいい」と藤田は言う。石崎監督は右サイドバックからの攻略を「今季のカギ」と重要視。守備意識は当然必要だが、藤田にはまず攻撃の起点としての役割を優先するよう伝えている。北九州との練習試合は、藤田の押し上げと同時に、4バックのほかの3人との連係を見極める大事な一戦となる。

 DF趙の負傷離脱などもあり、開幕型4バックの予行演習は最初で最後。それでも藤田は「僕の特徴はみんな分かってくれている。1対1でも積極的に勝負したい」と言う。プロ4年目。1月からは寮を出て1人暮らしを始めた。「キャンプ続きで実感はないけど、自分ですべてやるという自覚は出ている」。昨季は19試合出場も無得点に終わった。今季は攻撃のキーマンとして攻守ともにフル回転が期待される。【永野高輔】