大分のシャムスカ監督(43)が、14日の地元開幕京都戦(九石ド)からの「ホーム不敗」を宣言した。アウェー名古屋での今季開幕戦は落としたが、昨季リーグ戦ホームゲームは17試合(県外開催1試合含む)で11勝4分け2敗の高勝率。13日の最終調整後には「今年は負けない」とホーム不敗神話をもくろんだ。

 大分が、リーグ4位、ナビスコ杯優勝の原動力となった九石ドームの試合で今季も勢いづく。昨季リーグ戦でホーム黒星は2試合だけ。その間にホーム6連勝を飾り、ナビスコ杯を合わせると公式戦ホーム17戦不敗のクラブ記録も作った。だが、シャムスカ監督は満足していない。「2試合だけだった負けを今年は減らす。負けないのが基本」。地元開幕戦を前に、昨季以上の好成績を目標に定めた。

 前日練習には、出場が心配されたDF森重とFWウェズレイも復帰した。出場停止のMF高橋を除く主力がそろい、セットプレーの確認などを行った。相手を分析して綿密な守備戦術を選手に伝授するシャムスカ監督だが、京都は今週も非公開練習を敢行。「(FW)パウリーニョ、柳沢と(DF)シジクレイも、今回は(スタメンに)入ってくる可能性がある」と漏らしたが、選手がストレッチするピッチに広げた戦術ボードの前でうずくまり、システムへの対策を練り続けた。

 鬼武チェアマンが苦言を呈した非公開練習に、シャムスカ監督は「加藤監督は(戦術)オプションがたくさんあるようだが、フォーメーションが変わらない大分はチームワークを磨くだけだから」とスタイルの違いを強調する。すべては結果が物語ると言わんばかりの口調だ。

 右すねの痛みが回復した森重は「昨年のいい流れを持続させるためにはホームで勝つことが必要」と力説した。地元サポーターと戦うホーム開幕戦に勝って、大分が昨季築き上げた団結力と自信を取り戻す。【村田義治】