東京Vラモス瑠偉氏(52)が、常務取締役を外れても「ヴェルディ愛」を誓った。2日、東京・港区の日本テレビ本社で東京Vの株主総会が行われた。萩原敏雄会長兼社長(72)が退任し、小湊義房常務(56)が社長に就任。同時にラモス氏の常務退任も決まったが、チーム運営にかかわる形でクラブに残るよう要請は受けた。役職や役割は今後検討される。

 退任の主な理由は役員の削減による経営のスリム化、さらには親会社の日本テレビからきた他の経営陣との深い溝だった。功労者が、わずか1年で役員から外れる異例の人事だが、ラモス氏は「ボクは、だれよりヴェルディを愛している。今後のことはいろんな人に相談して考えたいが、ヴェルディ再建に協力したい気持ちはある」と語った。クラブ側は強化アドバイザーを予定しているが、同氏は強化だけでなく営業面での貢献も希望している。

 経営難による混乱が色濃い人事だった。本来この日の総会で、新たな親会社が主導する新経営陣をスタートさせたかった。だが、交渉が難航してかなわなかった。小湊新社長のもと、新たな経営パートナーを探す作業は続く。名門復活へ、不安定な状態は続く。【飯島智則】