腰に手を当て、肩で息をした。J1磐田に加入したFW李根鎬(23)が7日、初練習を行った。サブ組のトップとして出場したゲームでは、ボールをもらおうと何度も動き直したが受けられない。疲労で足が止まり何度も下を向いた。ゲーム中、唯一放ったシュートを、GK川口にキャッチされ「あのシュートで川口さんから点を取れるとは思っていない」と、振り返った。

 決して万全な状態ではない。1日に韓国代表としてW杯アジア最終予選北朝鮮戦に出場。1週間もたたずしてチームに合流するなど、異例の4月入団でドタバタ続き。「体力が完全な状態ではなく、フィールドが広く感じてしまった」。

 それでも午前に行ったフィジカルチェックでは、チームトップクラスの最大酸素摂取量をマーク。柳下監督は「本人と話しながら、時間を設けて全体練習の後何かやってもいい」と、全面サポートしていく。さらに「システム変更もあるかも」と、3トップなど「李根鎬シフト」も視野に入れた。12日の練習試合(矢崎バレンテ戦)で、磐田デビュー予定の李は「どれだけフィールド上でできるか」。真価を問われる一戦になりそうだ。【栗田成芳】