J1清水FW岡崎慎司が16日、23回目の誕生日を迎え、今季初の静岡ダービー(19日、エコパ)で自己最多タイに並ぶ「4戦連発」のゴールを宣言した。

 岡崎の表情は自信に満ちあふれていた。ホンダFC(JFL)との練習試合を終え、「今はすごく充実している。(点が)取れると思ってやれている」と、磐田とのダービーで自身最多タイ記録に並ぶ「4戦連発弾」を堂々と宣言した。

 この日で、23回目の誕生日を迎えた。「先週までは誕生日のことは忘れてました」と、おどけたが「22歳の1年間よりも、もっといいものにしたい」と、力強く語った。昨年は、北京五輪出場や初の日本代表選出で大きな飛躍を遂げた1年間だった。さらに、プライベートでは結婚や第1子(刀也くん)の誕生で一家の大黒柱にもなった。今年、さらなる目標として挙げたのが「優勝」と「得点王」の2タイトル奪取。「優勝を狙えれば、得点王にも絡めるし、得点王を狙えれば、優勝争いにも絡んでくる。この2つは関係性があると思う」。

 2つの大きな目標に到達するためには、磐田との一戦を落とすわけにはいかない。ガッツあふれる、ガチンコ勝負が持ち味だが「ダービーは特別な雰囲気がある。でも、熱くなりすぎずに冷静にやりたい」と、メンタルコントロールの重要性も強調した。また1つ大きくなった「岡ちゃん」が、4戦連発のゴールをネットに突き刺す。【為田聡史】