J1磐田の2トップが連続弾の競演で、今季初の連勝をたぐり寄せる。京都戦(西京極)に向けた24日の前日練習では、FW前田遼一(27)とイ・グノ(24)はともに、居残りでシュート練習を行った。前節清水戦(19日)で初出場でのマルチ弾を決め、初勝利に導いたイは「90分出場にはこだわらない。できるところまで全力でやる。FWとしてアシストよりもゴールを狙う」と、2戦連発に意欲を見せた。

 柳下監督は「前田は今まで周りの選手に合わせて動いていたが、今はグノ(イ)が合わせてくれるからやりやすいのでは」と、エース前田の3戦連発弾を期待した。出場停止が明けたFWジウシーニョは右足首痛もあり、ベンチスタートが濃厚だが、指揮官は「100%の状態ではないが、流れの中でいろんな使い方ができる」と、隠し玉として用意。今季初めてのJ2降格圏(16位以下)脱出へ向け、臨戦態勢を整えた。【栗田成芳】