<J1:川崎F4-1京都>◇第8節◇29日◇等々力

 川崎Fが26日の広島戦から先発4人を入れ替える「荒療治」で目覚め、京都に大勝した。FW鄭に代わり、左足腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎から復調したFW矢島卓郎(25)が初先発し、後半18分に右足で移籍後初ゴールを決めるなど、爆発的な攻めが戻った。前日28日にセットプレー練習を行わないなどし情報漏れを防ぐとともに、連戦の疲労を考慮し選手を入れ替えることで、チームに刺激を与えたことが奏功した。関塚監督は「定位置争いが激しくなった」と、勝利とともに成長の手応えをつかんだ。