東京FW平山相太(23)が、国見高の後輩との対決より日本代表DFとの激突に集中する姿勢をみせた。16日横浜戦に向けた15日の前日調整では、居残り練習でシュートの感触を確かめた。高校の1つ後輩の横浜FW渡辺千真(22)とのストライカー対決に注目が集まるが、平山は「関係ない。FW同士だから試合で当たることは少ないから」と眼中になし。珍しく自ら「自分としては(横浜)中沢さんとやれるのがうれしい。今の自分の力を試せますから」と切り出し、代表DFに“挑戦状”をたたきつけた。

 中沢とは07年10月の横浜戦の途中出場で初めて激突し、同点弾を挙げてチームを勝利に導いた。逆に08年はアウェーで先発フル出場、ホームで途中出場したが完全に抑えられた。週明けから丸刈りにし、危機感ある態度に変わった平山にとって、中沢との4度目対決は変身を証明する絶好の機会。今季初ベンチ入りとなる国見高の同期MF中村も「良いボールを出して、あいつが得点してくれればいい」とサポートを約束。心強い援軍も得た平山が、中沢から今季初ゴールを奪いにいく。