リーグ戦3連敗中の名古屋ストイコビッチ監督が6月30日、ホームの首位鹿島戦に向け、就任後初となる試合前日の戦術練習を行った。これまでは最終調整は遊び感覚のミニゲームが定番だったが「選手が動きを忘れている感じがしたので、幾つかの動きを確認した」と約20分、攻撃パターンを入念に繰り返した。自らボランチに入って手本を示し、ミスが続くと、帽子を投げ捨てるなどピリピリムードを漂わせた。

 出場停止のMFマギヌンに代わり、FW玉田が2列目左に入る布陣が濃厚。連係を確認する意味合いもあった。指揮官は「選手には、プレッシャーを感じることなくやってほしい」と話したが、首位を快走するJ王者相手に、結果が求められる一戦となる。