最下位の大分がシャムスカ監督(43)に、12日のアウェー磐田戦で“最終テスト”を課すことを決めた。6日、溝畑宏社長(48)原靖強化部長(42)らクラブ幹部が大分市内で会談し、方針を固めた。リーグ13連敗を喫した4日千葉戦後、解任を示唆していた原強化部長は「昨日(5日)クラブハウスで(監督と)1時間会談して、彼の指揮を執る強い気持ちを感じた」と説明した。

 しかし「続投」ではない。13連敗までシャムスカ体制が続いたのは、FW高松、MFエジミウソンら主力の負傷離脱による戦力ダウンを考慮されていたから。主力クラスが出場する磐田戦で結果が出せないようなら、解任は必至。「ジュビロ戦で良ければ、次も、と僕からは言えない」と原強化部長は厳しい表情で話していた。