虫歯でピンチ!?

 G大阪MF遠藤保仁(29)が抜歯による体調不良で、9日の練習を休んだ。西野監督は遠藤不在のため、通常は試合2日前に行う紅白戦をとりやめた。チーム関係者によると遠藤は7日に虫歯を抜いた後、頭痛、首痛や微熱などの症状を訴えている。「大事を取った」と説明した同監督は、チームの「心臓」がいない紅白戦は必要ないと判断した。

 首位鹿島との勝ち点差は16に開き、リーグ優勝は絶望的な状況だ。しかも、前節5日名古屋戦でDF加地が左肋骨(ろっこつ)を打撲、MF明神が右ひじを痛めるなど故障者も続出。さらに遠藤も「虫歯」と不安要素が重なった。

 11日の清水戦(万博)について西野監督は「歯が痛いくらいで休んでもらっては困るよ」と話したように、遠藤は10日の練習には合流予定。だが、1日でコンビを合わせなければならない。ゲーム主将のDF山口も「練習にヤット(遠藤)がいなかったのには驚いた」と厳しい表情だった。【奈島宏樹】