コンサドーレ札幌の新外国人、MFハファエル(24)が、最高のパフォーマンスを用意する。8月2日のアウェーC大阪戦でデビューする予定だが、そこに向け、ゴール時の決めポーズを27日、練り始めた。ゆりかごや指輪へのキスなどが定番だが、ありふれたものでなく、日本のギャグも取り入れるなど、とっぴなものも検討する。「はやらせたい」と言うほどのインパクトあるパフォーマンスを決め、勝ち点3をつかむ。

 ハファエルが決めるのはゴールだけじゃない。ポーズも決め、勝ち点3をチームにささげる。デビューが濃厚なC大阪戦に向け、プレーだけでなく、得点後のパフォーマンスの検討に入った。「今までやったことはないけど、新しいのをつくってはやらせるつもりでいるんだ」と笑顔で誓いを立てた。

 トップ下で起用されてのピッチ上でのパフォーマンスも見ものだが、それだけにとどまるつもりはない。「決めたときに一瞬で考えるつもりだけど」としながらも、“予習”には時間を割く。「日本のギャグなどもいいね」とテレビでも研究する姿勢でいる。

 サッカーのパフォーマンスといえば、仲間に子どもが生まれた際のゆりかごや、薬指の指輪へのキスなどが定番。しかしハファエルが描いているものは違う。ACミランMFロナウジーニョの親指と小指を立てるポーズのように個性的なものに対抗するだけのことを用意したい意向だ。リオデジャネイロ生まれで、両親がカーニバルに参加した経験ありと、踊れる裏付けもある。明るく目立つポーズを仕込んでいく。

 もちろんそんな構想を描くのは、得点を決める自信があるからこそ。まだ時差が抜けず、朝6時には目が覚めるが「明日には治るよ」と28日の練習再開に向けた。巻き返しを期待された新助っ人のデビューまであと6日。「しっかり準備して、得点できるようにやりたい」と気持ちを高ぶらせた。