J1磐田のDF駒野友一(28)が、人生初のMVPを狙う。日韓プロリーグのオールスター対抗戦「JOMO杯」(8日、韓国・仁川)に出場するため、6日に韓国へ出発する。5日は、練習を再開させたばかりのチームで、1日のみの合流となったが、駒野は「今までのオールスターと違い、お祭り気分ではなく真剣勝負。頭の片隅にあるMVPの賞品を意識しながらやりたい」と、堂々のMVP宣言をした。

 国内で行われていた93年以降、過去のMVPでDF選手は06年の中沢(横浜)のみ。それも直接FK弾を決めての選出で、得点に絡むFWなど前線の選手が選出される傾向が強い。駒野は正確なクロスでのチャンスメークが持ち味だけに「点に少しでもからめるようにして、候補に挙がるようにしたい」と、アシストでアピールするつもりだ。賞金は1000万ウォン(約80万円)。「小学校から獲得した記憶はない」という人生初の称号獲得を目指す。【栗田成芳】