腰痛で長期離脱していた浦和FW田中達也(26)の戦列復帰が間近となった。8月27日から全体練習に参加し、この日行われた約1時間半のメニューもすべて消化。フィンケ監督は「(実戦)復帰の決断をする時ではない」としながらも、「今はすべてのメニューをこなせている。リバウンドもない」。田中達本人も「そろそろペースを上げていかないと」と精力的に汗を流している。

 チームは泥沼の7連敗中。攻守の切り替えが遅いためカウンターからの失点が多い。得点チャンスもほとんどつくれない苦しい状況なだけに、同監督は「(田中達は)ボールを取られても、奪い返すプレーはチームで最も優れている。正しいタイミングでパスを受けることも出すこともできる」と、連敗脱出の起爆剤として期待している。