コンサドーレ札幌MFダニルソン(23)の復帰が遅れる可能性が出てきた。右ひざ打撲のため23日の前節岡山戦を欠場したが、この日も練習に参加せず治療に専念。27日の湘南戦だけでなく、続く10月4日のアウェー熊本戦も大事を見て帯同しない方針だ。「ちょっと痛い。(10月7日の)C大阪は大丈夫だろうが熊本は厳しい」と戦線離脱を明言。軽症も骨周囲の炎症が引かず復帰時期は流動的で、佐川和寛トレーナー(32)も「ダニが痛みを感じなくなるまで」と本人の判断に任せている状況だ。

 DF趙も左かかと痛のため湘南戦欠場が決まった。戦力ダウンは否めないが、石崎監督は「誰かいないからできないではいけない」と話す。DF趙の代わりに入る吉弘は「このチャンスを生かさないと」と前回先発して完敗した甲府戦の雪辱に燃えている。主力不在の危機は総力で乗り越える。【永野高輔】