サッカーのコンサドーレ札幌と、Fリーグのエスポラーダ北海道が12日、フットサル場のサッポロ・イーワン・スタジアム(ii-ONE)でフットサル対決した。同施設のオープン記念イベントとして、北海道初となる異種競技クラブによる頂上決戦が実現。試合は本職のエスポラーダ北海道が2-1で勝利した。注目の対戦には観衆500人が集まった。

 笑顔の絶えないドリームマッチとなった。1-1で迎えた後半終了間際、エスポラーダ北海道の小野寺隆彦監督(34)の左クロスを水上玄太(26)が押し込み決勝ゴール。途中で、一般参加の少年を各チーム“助っ人”として参加させるなど選手とファンが交流。試合後は両チームのメンバーが並んでサイン会に応じ、和やかなムードに終始した。

 これまで接点のなかった2団体による待望のコラボレーションとなった。札幌からはMF西大伍(22)FW宮沢裕樹(20)ら11日の天皇杯ガイナーレ鳥取(JFL)戦にも出場した主力メンバーも参加。「サッカーとは違うけど、足元の技術をつけるにはプラス」と西が言えば、宮沢も「楽しみながらできた。新鮮な経験だった」と笑顔を見せていた。【永野高輔】