J1昇格目前のC大阪は6日、本拠地移転について所有する大阪市と協議を開始したと発表した。本拠地長居スタジアムに隣接し、現在はアメフットなどで使用されている長居球技場を改修。C大阪が費用を負担し、人工芝を天然芝に張り替え、スタンドは2万500人収容となる。10年4月に工事を始め、6月末に完成予定。同年8月末から他の球技との共用になる。

 新スタジアムの目玉は、陸上用のトラックがなく、ピッチから最短でわずか7メートルという臨場感だ。関西J4クラブでは初の立ち見席も設置。選手、サポーターが一体となれる雰囲気をつくる。現時点で新スタジアムの名称は決まっていないが、クラブ内ではC大阪の象徴的な存在である元日本代表MFの森島寛晃氏(37)にちなみ「モリシスタジアム」という案もあがっているという。クラブ関係者は「サポーターから愛されるような名称になることが望ましい」と説明した。