磐田が、元日本代表DF茶野隆行(33)とMF村井慎二(29)の2人と来季の契約を結ばない意向を固めたことが24日、分かった。近日中にも通告する。親会社であるヤマハ発動機が、今年の決算で約1820億円の赤字を出す見通しで、人件費削減が急務。高額年俸(推定で茶野3800万円、村井3500万円)が再契約のネックとなった。

 退団が決まっているFW中山、DF鈴木に続く激震だ。茶野は今季、人生初の主将として29試合に先発しJ1残留に大きく貢献。村井も左のアタッカーとして22試合に出場しており、前節浦和戦(21日)でもアシストを記録したばかりだ。06年W杯前には代表にも選出されていた2人が、不況の波に飲まれる形だ。