鹿島DF内田篤人(21)が岡田ジャパンで重要視される「ノールック・クロス」でチームに史上初の3連覇をもたらす。24日、茨城県鹿嶋市内で28日のホームG大阪戦に向け練習を行い、「優勝争いができるのは幸せ。次は一番面白い試合になる」と意気込んだ。

 10月の日本代表合宿で岡田監督が強調したのが、顔を上げて中央を確認するよりも早いタイミングで蹴りこむクロス。内田が「前から意識していた。代表もクラブも同じ」と言うクロスは、抜群の飛び出しの速さが武器のマルキーニョス、興梠の2トップを擁する鹿島でもいきる。G大阪のセンターバック山口、中沢の持ち味が速さではないだけに、ノールック・クロスが2トップに合えば絶好機につながるはずだ。3位のG大阪に勝ち、2位川崎Fが新潟に引き分け以下だと3連覇が決まる。内田は「1つ1つ戦うだけ」と集中していた。