Jリーグは29日、東京・本郷のJFAハウスで緊急理事会を開き、約6時間にわたり東京Vの経営問題について討議した。昨年11月に承認された経営計画よりも人件費などの支出が約1億2000万円増えていたため問題視された。同クラブは昨年に経営陣が変わった際、リーグから予算管理団体に指定されており、支出が増えた場合などはリーグに報告する義務があったが、それを怠っていた。鬼武チェアマンは「報告義務違反については処分する。支出については是正してもらう」と説明した。処分は検討中だが、けん責などになる見込みだ。

 Jリーグは今後、東京Vの経営状態について監視の目を強める。2月1日から財務管理ができる職員を派遣することが決まっていたが、鬼武チェアマンは「さらに1人ないし2人を送ってチェックする必要がある」。東京Vの崔会長は「ご心配おかけしましたが、引き続きJリーグと協力しながらやっていきます」と話した。名門クラブの再建に向け、いばらの道は続いていきそうだ。