札幌FW中山雅史(42)が5日、今キャンプ、初めてボールを使った全体練習に部分合流した。右足内転筋付着部炎のため別メニュー調整が続いていたが、この日の午後練習で7対3や5対2など、軽いボール回しながら約20分間、仲間とともにボールを追い順調な回復ぶりをアピールした。

 「1つのステップを上がった。ボールを使った方が楽しい。とりあえず参加できて良かった」と中山。佐川チーフトレーナーも「状態はだいぶいい感じ」と話しており、13日から始まる熊本2次キャンプでの本格合流も視界に入ってきた。

 午前練習でも、エースFWキリノに闘魂注入するなどゴンパワーが徐々に上がってきた。左ふくらはぎの張りで1月29日から別メニュー調整が続くエースFWキリノと並んで20分間走を敢行。日本のスターとの初並走にキリノは「一緒に走った方が効果があると思ってお願いした。隣で走っただけで闘志が伝染した」とうれしそうだった。

 ちなみに中山自身は「一緒に走ろうと言われたから。ペースも同じぐらいだったしね。ただ淡々と走っただけ。10分やったからさあ、逆回りいこうかと。それだけですが」と冷静に話していた。