2年ぶりのアジア制覇を狙うG大阪のMF遠藤保仁(30)が不敗神話を守る。24日のACL初戦・水原三星戦に向け、23日は水原市内の試合会場で公式練習を行った。G大阪は06年5月17日の1次リーグダナン戦以降、ACLでは敵地10連勝中。遠藤は「しっかりと敵地でも力を出せているということ。敵地だからと言って力を落とすことなく、同じように出し切りたい」と初戦勝利で勢いに乗るつもりだ。

 チーム状態は決して良くない。守備の要のDF山口とFWペドロ・ジュニオールが長期離脱し、エース候補として獲得したブラジル人FWゼ・カルロスは状態不良で試合に出られる状況にない。それでも遠藤は「最初はリズムに乗れないかも知れない。でも、地に足をつけてやりたい」。MF明神主将も「引き分けは考えていない。厳しい状況でも勝ち点3を取る」と宣言した。