最後の最後までサバイバルレースは続く。磐田の柳下正明監督(50)は3日、大久保グラウンドでの全体練習後「左(MF)はちょっと考えないといけない。ここで勝てば試合に出られる可能性があるのに…。行動に起こしていない。球際に強くいかないといけないのに自分からやろうとしていない」と不満げに話した。ここまで、先発メンバーはほぼ固まってきた。しかし、左MFだけはまだ、決断に至っていない。

 始動直後から一番入れ替わりは激しかった位置だ。MF船谷、松浦、山本脩。さらにこの日、指揮官は「(MF山本)康裕は今、やる気が違うね。足りないところを修正しようとする姿が見られる」と、4日のヤマハスタジアムでの紅白戦に起用する考えをほのめかした。いずれの選手も、この日の若手を中心とした午後練習に参加。フィールド最年長選手MF金沢も加えた5人を、2日後に迫る開幕直前まで競わせる。

 昨季はFWからコンバートしたジウシーニョの負傷後は、後半戦のほとんどを村井(現J2千葉)が出場。一転して複数人候補がいるということは、裏を返せばバリエーションも豊富だということだ。開幕戦に限れば、仙台のサイドバックは攻撃的な傾向にあるため、その裏を突きたいという狙いもできてくる。「シーズンを通してポジションを競い合ってくれればいい」と、同監督もサバイバルレースを歓迎。直前まで適性を見極める。【栗田成芳】