<J1:湘南1-1山形>◇第1節◇6日◇平塚

 11年ぶりのJ1で勝ち点1を獲得した湘南の反町康治監督(45)は「久々のJ1の舞台で次につながるゲームはできた」と、手ごたえを口にした。前線のパスが面白いように回り、次々と決定機をつくった。不運なオウンゴールでの引き分けに「勝ち点3がとれただけに、悔いが残る」と話したが、J1での勝ち点は99年8月21日の神戸戦(2-2)以来、実に3850日ぶり。「湘南らしいサッカーはできたと思う」と胸を張った。

 山形は一昨年まで9年間もJ2で対戦した相手。選手にも「対J1」という緊張はなかった。しかし、次節は中村俊輔の復帰が予定される横浜とのアウェー戦で「真のJ1」に挑む。「中村選手のために試合するつもりはない。勝つための準備をする」と言い切る反町監督は「俊輔のついでに、湘南も見て」と話していた。