<J1:新潟1-1磐田>◇第2節◇13日◇東北電ス
磐田は新潟と対戦し、MF那須大亮(28)の今季チーム初弾で、ドローに持ち込み勝ち点1を獲得した。
磐田の10年初弾は、主将の足の裏から生まれた。0-1で迎えた後半33分、DF駒野の左CKにMF那須がニアサイドへと走り込んだ。スリッピーなピッチで難しいバウンドのボールを、角度のない位置から右足の裏側で押し込んだ。敗色ムードが漂う終盤に、アウェーで今季初の勝ち点1をもたらす貴重なゴール。那須は「コマ(駒野)は『ミスキック』って言ってたけどいいボールだった」と、アシストをたたえながら自身の一撃を喜んだ。
180センチの長身と滞空時間の長いジャンプで、ヘディングでの得点を期待され、セットプレーではゴール前へ上がっていく。高さを武器に外から中央へ飛び込んで合わせるのではなく、この日はあえてニアで勝負。「スリッピーだったんで、くるとしたらそこ(ニア)しかないと思った。イメージ通り」と、狙いを明かした。パワー勝負ではない。分析力と技術で生まれたゴールだった。
同点弾直前の後半25分に、相手GKが負傷したため約5分間ゲームが中断した。気温3・9度。雪交じりの雨が降る新潟の冬空の下、集中力を切らさなかった。那須は「チーム全体が90分集中が切れないようになった。確実に進歩している」。戦術や技術以上にメンタル面での成長に手応えを感じている。
勝利こそ逃した。しかし、2試合連続で最少失点に抑えた。勝ち点1をもぎ取った。白星はもう、すぐ手に届くところにあるはずだ。【栗田成芳】



