エース抜きでも勝つ!!
J1清水の長谷川健太監督(44)が20日の神戸戦(午後1時=アウスタ)で前歯を負傷中のFW岡崎慎司(23)をメンバーから外すことを決断した。代役としてFW大前をスタメンで起用。バックアップメンバーには永井、原を待機させ、総力戦で今季初の連勝を狙う。
長谷川監督は19日の前日練習でベンチ入りメンバーのみで行う、セットプレー練習からFW岡崎を外した。「負傷してから1週間もたっていないし、マウスピースをしていても何が起こるかわからない。(患部を)気にして他をけがする可能性もあるので今回はメンバーから外しました」。上の前歯2本の根元にひびが入りながらも、強行出場を志願するエースをなだめ、欠場を決めた。
リーグ50戦連続出場中で、その間23得点を量産した得点源抜きでの戦いは総力戦で乗り切る。ベテランFWのヨンセンは「オカがいないのは寂しいけど、永井、原、(大前)元紀もいる」。MF小野も「チーム全体で戦えばいい。自分たちの力を信じてるし、何も心配することはない。明日の試合を見ていてください」と言った。ここ2戦は途中出場の選手(FW大前、MF伊東)が得点を挙げ、選手層の厚さは実証済み。FW永井は「一体感が出るし、ぼく自身も狙っていきたい」と、臨戦態勢だ。
最後まであきらめなかったが無念の欠場となったFW岡崎は「急ピッチでここまでもってきたから、がっかりした部分もある」と、悔しさをにじませたが「今のチームは強い。安心して見ていられると思う」と、仲間を信頼した。長いシーズンに加え、岡崎にはW杯も控える。エースに療養期間を与える監督の決断を、英断にできる戦力が整っている。【為田聡史】



