モンテディオの「韓流コンビ」が、鹿島戦(27日、カシマ)のキーマンになる!

 J1山形DFキム・クナン(23)が24日、FWにコンバートされた。193センチの大男を切り札に仕立てようと、小林監督がヘディングを個別指導。またFWハン・ドンウォン(23)はオーバーヘッドなど、アクロバチックなプレーでアピール。空中殺法デュオが、満を持して王者食いのスーパーサブとして備える。

 「利き足は頭。垂直跳びで1メートル跳ぶ」と豪語するキム・クナン。6月開幕のW杯で韓国代表入りを目指すが「試合に出られるなら位置はどこでもいい」とコンバートを受け入れた。ハンは「韓国の授業でやったテコンドーが生きている」と空中バランスに自信を見せる。09年11月8日の鹿島戦で、J史上初の「シュート0本」の屈辱を味わった山形。それを聞いている2人は「自分たちがゴールを決める」と、負の記憶を消し去るつもりだ。【山崎安昭】