J1清水DF岩下敬輔(23)が上々の“復帰戦”を飾った。21日、三保グラウンドでU-19日本代表との練習試合の3本目に出場。「前にいっぱい人が入っていたけど、自分のところにボールが転がってきた」と、大前の右CKのこぼれ球を押し込み、いきなり1得点をマークした。左足甲を負傷した神戸戦(3月20日)以来の実戦で「動きはまだまだ、コンタクトも避けてしまった」と、話したが、警告を受けるほどの激しいプレーも披露した。

 予定通りに30分間は出場したが、いまだに痛みは完全に取れていない。「まだ痛い。やりながらって感じになると思う。1週間ぐらいで全部、合流できるようにしていきたい」と、慎重な姿勢は崩さない。それでも、完全復帰に向けての1歩を確実に踏み出した。長谷川監督も「痛いなりに頑張ってくれた。点を取った瞬間に元気になったね」と評価していた。試合は2-0で清水が勝った。