J1山形と山形大学(結城章夫学長)は25日、山形市にある同大学で連携協力協定を結んだ。選手への教育機会の提供や、学生のインターンシップなどで、タッグを組む。中井川GMは「学生の研究対象とマーケティング調査など行われれば、クラブとしてもさまざまなことに生かせる資料になる。地域と一緒にクラブ価値を高めたい」と、期待した。

 小林伸二監督(49)も「両者にいいことがあるように(大学と)近づいたのはいい話」と笑顔を見せる。勉強もできる環境が整いつつある山形。MF太田徹郎(20)は「オヤジになったときに店を持ちたいので経営を勉強したい」。FW長谷川悠(22)は「習字を勉強したい。(講座がなければ)サークルでもいい」と“二足のわらじ”に興味津々だ。選手が運動生理学の実験台となり、データを参考に強化メニューも新たに組める。タッグの可能性は無限大だ。【山崎安昭】