コンサドーレ札幌の選手が19日、「ホームアイランド北海道」と題した全道PRをスタートさせた。7振興区13市町村に14選手を派遣し、サッカー教室やトークショーなどに参加。北広島市内で行われた「HTBユメミル・デジ6まつり」でのトークショーに出演したFW内村圭宏(25)は、残り19戦全得点を目標に掲げた。全道PRは20日まで行われる。

 前半戦2発と不調だった内村が、後半戦は雪辱のゴールラッシュを図る。司会者から後半戦の目標を聞かれ「まずケガをしない。そして、残りの全試合に出て全試合で得点したい」と、19戦19発という高いノルマを設定した。

 調子は上がっている。今季序盤は持病の腰痛の影響で、満足にプレーできなかった。だが、中断前最終戦となった13日の古巣愛媛戦で、13試合ぶりとなる得点を決めて復調をアピール。翌14日から18日まではオフを利用して実家のある大分に戻り、旧友と食事に出掛けるなどリフレッシュした。W杯で奮闘中の日本代表ではMF松井のプレーに注目し「右サイドでの仕掛け方などヒントをもらいたい」と研究に余念がない。

 攻撃の核となってきたFW近藤が15日に左足関節遊離体除去手術を受け、全治6カ月の診断を受けた。再開初戦となる7月18日の千葉戦出場は微妙なだけに、前線で起点になれる内村の爆発は昇格へのカギを握る。21日からチームも再始動するとあり「シュート練習も、フィジカルもやれていないことがたくさんある。早く練習したい」と闘志を見せた。【永野高輔】