浦和が「岡田ジャパン・システム」を導入し、王座奪回を狙う。5日にプレシーズンマッチ(正田スタ)でJ2草津と対戦。フォルカー・フィンケ監督(62)は、18日に再開するリーグ戦のG大阪戦へ向けて「4-1-4-1」の新システムを試す考え。6月下旬から12日間実施したオーストリア合宿に続き、4日のさいたま市内でのミニゲームでもテストした。

 新システムはW杯16強の日本代表をはじめ、多くの出場チームが採用した。新布陣がフィットすれば、岡田ジャパンで「アンカー」として活躍したMF阿部の守備力を生かし、戦列復帰した攻撃的なMF山田直と梅崎もフル稼働できる。

 今季序盤戦は主に4-2-2-2の布陣で戦った同監督は「攻撃時には4-3-3になり、守備時にはプレスをかけるときに選手同士の距離が近い」と、攻守両面での効果を期待していた。